ヨガの第三段階はプラナヤマ行法。心身を呼吸、食べ物、意識によってコントロールする訓練法だが、日ごろ食べている食事とか空気中の酸素とかとは少し違うらしい。頭から入れる栄養、つまり知識もここに入るそうだ。呼吸法だけでもかなりの訓練が必要になる。
ヨガの第四段階はプラティヤハラ、制感自律行法というらしい。
これまでの三つの段階を通して、自分の意のままに出来るようになった心身の能力をどう活用し、コントロールしたらよいかの自律訓練法がプラティヤハラでありヨガの第四段階になる。そのポイントは「意識的にやる」だそうだ。静かな呼吸を体得する場合でも、初めは「静かな呼吸、静かな呼吸」とこころがけていないとなかなか出来るものではないが、それを続けているうちにいつの間にかその動きが身に付いてくる。ということだそうだ。
ヨガが目指すのは、とらわれるものがない自由で平安な自己を実現することだろう。解脱とか悟りとか言うのはそんなことだと思う。そのために瞑想をする事になるが、プラーナを感じるようになるのはその頃からで、そこにいたるまでには、かなり長い、かなり過酷な準備段階がまだまだ続くようだ。
