ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

今年最後の はかたヨットクラブ レース

スキッパーは、今日のレース展開をイメージしているようだ。

雨がポツポツと落ちて北風が強かった。   スタート20分前、ジブセールを上げた。


スタート2分前、風も波も激しい Maybeもアズミもレースはすでに始まっている。


スタート・・   信号音は風で聞こえない。 信号旗も林立するセールで見えない。 リコールも無い。


スタート1分後・・   スタートしていない艇がいるように見える。


風に立てれば イルカのように・・  空を舞う  頭から突っ込む。


アビームになると 波間に沈む・・     落水したら助けられないかも・・
レース中に、スキッパーが僕にハーネスを着けるように言っていた。
本気で言っていたのだろう。この写真を見て初めてそう思った。
大きくヒールした時やトラぶったときにいい写真は撮れる。
そんな時には、ぶら下ってシャッターを押している。


「ブロー きます、 大きい・・」とクルーが知らせる。
「バングー 抜け、 急げ・・」とスキッパーが指示を出す。
ボースンはすでにバングーのロープを手にしていた。それでも大きくヒールした。


折り返し点のブイを反時計回りでタックする。風は追っ手に変わる。
この付近は浅瀬が多い。普段でも汐がきつい。三角波が立っている。


スピンを揚げた。風は依然強いが安定してきたようだ。
メイントリマーがメインシートを操作してヨットを波頭に乗せる。船足が一気に速くなる。


先行艇がジャイブして「ひらひら」の舳先を横切った。 


ふたたびジャイブした時に船足が落ちたようだ。
「ひらひら」は順風満帆の観音開き 飛ぶがごとく走った。舵取りの腕とクルーの動きが見事だった。

見る見る追い越して、 遠く・・・後続艇のセールもマストも小さく見えていた。 

スピンをジブに取り替えた。 


ゴール!! 空に晴れ間が見えていた。 今年最後のクラブレース・・みんな満足の笑顔だった。


「メイン降ろそうか・・」ボースンの動きが軽やかに見えた。