名前の由来は仁徳天皇が正一位を授けたので「一位」と呼ばれるようになったと云われている。
神官が使う笏(しゃく)はこの木で作られるが、その長さがちょうど1尺だったらしい。
近年、このような樹齢の大きな逸材は少なく、緻密な木目の芯材はこのような紅褐色をしている。
イチイ科。針葉樹。北海道・本州・四国・九州・朝鮮・中国に分布。
葉は針葉で尖り、羽状につく。雌雄異株。三〜四月頃葉腋に開花。
実は九月頃熟し、橙赤色で甘く食べられる。
昼頃、木工所に顔を出すと完成したばかりで、この大きさのは、確か・・5個ほど作られていた。
弁当箱は清々しいほど、すっきり仕上がって、美しい板目のふたを開けるのが楽しくなりそうだ。
一枚板をアイジャクリで組み込んでいる。木の固まりをくり抜いた様に頑丈な作りだ。
いくらで売るのか、値段を聞いた。数千円、たしか5千円以下だった。安いと思った。
こちらは少し大き目、作った本人用らしい。大食いだ。
木工所は八木山小学校と農楽園との中間、福岡に向って右側、看板はない。
木工所の名前は 絹糸杢(けんしもく)電話0948-24-8558