ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

テーマは、これまでのヨガ行で自分に起きた変化。

とっくに提出の期限が過ぎている。動禅についてやっと書いた。まだ後、半分残っている。


奥中教室のヨガ行は、足首から先の揉みほぐしから始まる。
まず、足の指一本一本を丹念に揉みほぐす。その後、足の指を交互に押し広げ思いっきり捻じ曲げる。この間、呼吸法を同時に行いながら一本一本の指の状態と体との係わりを感じるようにする。
それだけで、すでに15分はかかる。単なる運動ではない。日常の生活のリズムからヨガの時間の流れに入っていく為のイントロダクションだと思う。


さらに、足の裏を指先や拳固で押していく、単なるマッサージではない。呼吸法と連動して足の裏を感じるのだ。足の裏の言い分に耳を傾けその日の体調を聞きわける。同じように足の甲を指や拳固でごしごしと擦る。呼吸を丁寧にゆっくり瞑想するように・・


すでに30分ほど経過して、心身の緊張がかなりほぐれているのを自覚できる。この導入部の時間から以降は静寂が望まれる。前半の15分は適当な会話が、むしろ緊張を和らげるのかもしれない。


そして、さらに足首回しがはじまる。今までの動作で足の指は柔軟に開くようになっている。その足の指の間に手の指を一本一本押し込む。片足は伸ばし、その上に、もう片方の足を曲げて乗せる。その状態で足首を大きく回す。出来る限り大きくゆっくりと回す。呼吸を連動させる。
その後さらに、足を雑巾を絞るように捻じ曲げたり、と様々な行法が日によって人に合わせて行われる。これまでに1時間以上が経過するときもある。基本の基本、まずは足から始まる。


いよいよ、ヨガのポーズのエクササイズにはいる。
鍛錬するポーズは月ごとに変わる。月の半ばには一つのポーズがどうにか出来る様になる。日常の生活では、あまり使わない筋肉や筋をヨガのポーズでは思いっきり使う。その為に起きた筋肉痛もこの頃にはとれて、ポーズに連動する体の部位が生き生きと蘇るように感じる。骨格や筋や筋肉が、本来の正しい状態に修正されると滞留していた血液などが還流し活性されるからだろう。


永年の生活で強制される体の姿勢や、習慣や癖、また精神的なこだわり、ストレスなどのために、骨格や筋や筋肉は縮み、あるいは伸びている。よく使うところは維持し強化されるが、あまり動かさないところは退化し固まって、体のあちこちが、いびつになっている。


ヨガのエクササイズではポーズの運動にいきなり入る事はない。事前にそれに必要な準備運動を、呼吸法を、併用してゆっくり十分に行う。中級クラスになると熟練した指導者がいないと危険だし、間違った事をしては体の修正にはならない。と思う。



私の場合、これまでの歩き方は、老化への一歩一歩だった。のだ・・
靴のかかとの外側が磨り減ることに、これまでは疑問に思わなかった。奥中先生の指導で足の親指の付け根で歩くように、かかとを着けたら土踏まずの方に体重を乗せて拇指の着け根に力を入れるように、太腿、脛の内側に力を入れて、むしろ内股で歩くように言われた。


三ヶ月ほど意識して歩いた。散歩の時など意識して歩いていると、足首の外側がいつも痛くなった。それも三ヶ月ほども続けていると筋肉痛も無くなって、意識しなくても歩き方が以前とはすっかり変わっていた。股関節が締まって尻が小さくなったような気がする。歩くときに膝がすっと真っ直ぐに伸びて、以前よりも足が高く上がっているようだ。おまけに足先が爪も指もきれいになったのは、いつも意識して触っているからだろう。副次的な効果だ。ありがたい・・


これまでの歩き方を続けていれば、年月と共に徐々に股関節が開いて、膝が曲がって背中が湾曲し顎が前に出る。さっそうと歩けなくなる。歩く影を遠くから見ても老人の見本のようになる。そのために、足腰の筋を伸ばすポーズをエクササイズするヨガ行が必要な訳だ。


仙骨を立てるようにたびたび注意される。
昔から長いこと骨盤は一枚の板のようにイメージしていた。骨盤ごと真っ直ぐに立てようとしていた。意識して無理に骨盤を立てると背骨が反り返ってしまう。先生はそれではダメだという。ただ仙骨を立てて脊柱は真っ直ぐにという。意味が分からない。無理な事を言う人だと思っていた。


ヨガを習い始めて2年ほど経って気付いた。骨盤は一枚の骨ではない。左右の腸骨と真ん中の仙骨はそれぞれ違う動きが出来るようだ。しかも仙骨はかなり柔軟に動くようだ。まだ私は実際に動かせないようだが、そのようにイメージして感じる事はできる。いまは仙骨をスムーズに引くことは出来るようになった。尾てい骨を、尻尾をツンと持ち上げる要領だ。


仙骨だけを立てようと動かそうとすれば、内臓が上のほうに上がっていく感じがする。実際にウエストが締まっていくようだ。当然に肛門は体の中に吸い上げられる。意識して動かそうとしている間は実際にそのようになっている。これが意識しなくてもそのようになればいいのだろう。


「中村さん・・ 肛門が床に着いているでしょう」と言われた。
ヨガ教室に通い始めて間もない頃、先生にいきなり、そう言われた。両足を床に真っ直ぐ伸ばして座る長座の姿勢をしていた。教室に生徒さんが10数人いた。女性ばかりだった。ビックリした。恥ずかしいので床を見ている顔が上がらなかった。始めのころ3ヶ月ほど教室で度々そう指摘された。先生は普通の顔で当たり前のようにそんな事を言い、みんなは僕を見て容赦なく笑う。


言われるとおりだったのだが、なぜ分かるのかその時は不思議だった。骨盤が後ろに倒れて脊柱が伸びていなかったので分かったのか、おかげで私は今は言われないようになった。新人の生徒さんが時々そう言われて赤面している。僕は懐かしく、ほほえましく様子を楽しんでいる。意味が分かって体が修正されるまで肛門、肛門と言われる。



骨盤(こつばん、pelvis)
大腿骨と脊柱の間で体を支える、強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称である。1個の仙骨と、それぞれ左右1対の腸骨・恥骨・坐骨の7つの骨が環状(逆円錐台状)に結合した構造をしている。大きく板状に広がった腸骨が腹腔内臓器を支えている。なお、解剖学においては腸骨・恥骨・坐骨を併せて寛骨と呼ぶこともあるが、整形外科を除けば臨床ではあまり使用されない。仙骨は脊柱の下端の骨でもある。俗に尾てい骨と言う。 坐骨・腸骨・恥骨の結合部が大腿骨との関節になっている。骨盤は法医学において、頭蓋骨と並んで最も男女差の著明な骨である。骨盤の中央の孔は男性では三角形に近く、女性では丸い。出産の際に胎児が通る為である。
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