紅葉八幡で演武の奉納があるので組み太刀の練習をしている。
通常は個々人の稽古だが、組みたちは相手との息が合うまで練習する。
先輩が大切っ先の面白い刀を持ってきていた。手に入れたときは直ぐ刃だった。
研ぎなおすと、思った通りに見事な大のたれの濤瀾刃（どうらんば）が出てきたそうだ。
帽子の返りが深い。虎の尾返りというそうだ。
柄頭も縁金も鍔も龍の絵柄で誂えたらしい。 鐺（こじり）はお母さんの帯留めを転用したそうだ。
家宝になる。もう手放せないだろう。
先日、活けてあった栗の実と、彼岸花が活け変えてあった。栗は色が変わって葉が落とされていた。いいもんだと思った。
彼岸花は窓からの風で倒れているのかと思った。まっ直ぐに立てなくてよかった。
