今月の9日、10日、11日、「木を活ける」をテーマに花展があった。
橋掛かりから能舞台に、桟敷席にも、埋もれ木や流木の能楽者たちが演じているようだった。
朝から夕方に自然光が変化すると作品の表情が変わっていく様子はおもしろかった。
すだれ越しの逆光が作品を生き生きさせていた。
同じ作品が見る方向で違う表現になるのも能面に通じるようだ。
能楽殿に展示されていた作品が全体で一つの作品になっているような思いがしてきた。
それぞれの強い個性が互いに共感して調和が生まれているようだった。
シンプルだが表現の深さを感じる作品が多かった。