天気予報では雪だったが雲ひとつなかった。暖かだった。ありがたかった。
例年のこの日、福岡藩伝柳生新影流は居合の奉納をしている。
神殿が建立されて数千年、愛洲古伝影流の奉納を五百年、ありがたいことだ。
今の宗家は先代のお供で鵜戸神宮に奉納をしてから二〇年を超えるのだろう。
宗家とマイク師範、マイクはアメリカから居合の修行に来て二〇年を超える。
演武の前にお払いを受ける。朝の日差しが差し込んで、さすがに神々しい。
宗家は四方祓いの後、居技を数本、奉納された。
師範の人たちの個人演武が奉納された。
マイク師範の演武、まるで天空の雲龍に向かって神事をするような古武士の荘厳さを感じた。
女子部師範と井釜剣士の木剣組太刀、うまいと思った。信士が司る天覧試合のようなの演武だった。
昨年の国家的な惨事をいたみ、今年の五穀豊穣と国家の安寧をねがった。
舞が奉納され演者が退場したあと、
皇室からのお供え物が届けられ、
関係者の参拝が続いた。
式典の後お昼をいただいた。
奉納された太刀が会場に展示してあった。
宗家は宮司さんにご挨拶された。