ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

大きなイノシシが罠にかかっていた。

良く晴れてはいたが寒い朝だった。

散歩道の雪解け水が凍っていた。

大きなイノシシが罠の鉄檻の中にいた。       先日も大きなイノシシ肉をもらったばかりだ。

猪の体重は90kgはありそうだ。と農家の人は言っていた。
グリュックは減量して50kgほどだから、猪の目方はもっとかもしれない。

グリュックが用心しながら近付いた。        何やら話を聞いているようだった。

「それは無理だ、できないよ」・・         そうか、 できないよな・・

朝日が山から出て明るくなった。猪を逆さに吊るす作業が始まった。 
グリュックは尻に咬みつき立場を明確にした。猪の最後の抵抗が始まったが結果は決まっている。

渡り板を半分檻に差し込むとそれを猪が頭突きで跳ね飛ばす。用心がいる作業だ。
檻を板で仕切ると広い方にもがき出る。行ったり来たり、長い時間がかかった。

仕切りで隅に閉じ込められて、後ろ足をワイヤーできつく縛られた。

体力が尽きたのか、もうこれまでと諦めたのか、地面に倒れ込んだ。
互いに生きるためなのだが凄惨だ。目をそむけたくなるが見るべきだと思った。

丹精した畑を荒らされる農家にも生活がかかっている。
猪も生きるため、食べ物の無い冬は山から出てくる。

昔のように犬を放し飼いにしていれば、猪も鹿も猿も山から出ては来ないだろうに、
・・と思う。 
農業を研究する学者も行政を担当する役人も、冬の畑をたまに散歩すればいい。と思う。