散歩は夜明けとともに家を出た。
孟宗竹は頭が地面に着いて送電線は雪の被覆線になっていた。
林道の頂上へ急いだが、途中デジカメの撮影に時間を取りすぎた。
登りつく前に、林の間に朝日が出ていた。
日の出の写真には遅すぎたが遠くに見える英彦山の朝はきれいだった。
雪の積もった林道の頂上には誰も来ていなかった。
水汲み場の板の碑文に「神と地主に感謝・・」とあるようだ。あとは僕には読めない。
この水は日照りでも枯れない。寒くても凍らない。普段なら今頃は行列が出来ている。
帰り道には青空が出ていた。