ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

夕日を撮りにヨットを出した。


退職して暇な友人と、待ち合わせた時間を1時間も間違って遅くなった。3時半にハーバーを出たが風が西よりの北風で弱かった。夕日が海に沈むところを見るためには博多湾から出なければいけないが、セーリングしていては日没に間に合いそうにない。能古島を過ぎるころから機帆走でまっすぐに北進した。
風は冷たいが天気のいい海の上は意外と暖かい。海水温が気温よりも高いためだろう。海に出て2時間か3時間経つとなんとなく元気が出てくる。



機走で湾に入ってくるモーターセーラーがいた。追っ手で風が弱いので・・だろう。
仕事をリタイアした年恰好のオヤジが一人で乗っていた。カメラを向けると手を振った。
パイロットハウスはキャビンの中で舵が取れる。雨風で寒いときには具合がいいのだろう。

しかし、防寒コートのフードに当たる雨風の音は何ともいいもんだと思う。長い時間、寒いのに耐えて単調な雨音だけを耳にしているのはいいもんだ。顔に冷気が当たって波のしぶきが首筋を伝って、きっと情けない顔になっているのだろう。そん時、頭の中は真っ白で考えることは何もない。
これが手練のクルーと一緒のときはそうは行かない。舵はもちろんセールにも触れない。おかげで写真を撮るのが上手になった。少しは手足まといになっても一緒にやりたいのだが・・ そして、さらにレースになると僕は居場所がなくなる。接戦で白熱してくるとみんな殺気立ってくる。「今写真撮るときですかっ」、と怒られる。



夕日と駆けっこをするように走った。玄海島を出て海に沈む夕日に間に合った。
かもめが一羽、ねぐらに急いでいるようだった。
 
昔のうたを思い出した。
海峡の空を
星がひとつ 飛んで
?・・・・・・・

海峡の秋を
ひとり渡る かもめ
?・・・・・・・

P.S
昨日のブログのトラブルは、夜「はてなダイアリー」を開いたら解決していた。
なぜか・・どうなって、どうなった、のかわからないが、よかった。よかった。