少し奥まった坂の上の農家でいつもは素通りしていたが、今朝はラルとグリュックが入っていった。大声で何度も呼び戻したが２匹とも聞こえない振りをして上っていった。
坂の上では家の人が左右から２匹のロットワイラーの挨拶を受けて硬直していた。少し遅れて、おばあちゃんがやって来た。親しげに２匹の頭を同時に撫でた。
子犬は少し警戒したがすぐに仲良くなって・・
家の人も安心したようだった。
少し遊べば表情も初対面とは変わっていた。
ラルも加わって３匹ではしゃぎまわっていた。ラブラドールは生後６ヶ月らしい。
ラブラドールは自分で鎖のフックをもぎ取った。ラルもすぐに放してもらった。
いきなり、ラルにこんな事始めた。 すぐに向きが違う事に気付いたようだが・・
マウンティングとは、ちょっと違うようで、子犬には良くないことだと２匹で諭しているようだ。
おばあちゃんは予期せぬ光景を目にし、活性化して背すじが伸びていた。
帰りの挨拶を家の人にすると、
「そろそろ去勢手術をしようと思いますが、早いですかね！」
とラルのご主人に相談している。
「う〜ん、 どうですかね・・」
「早いがいいと獣医が言うもんで・・」
僕は、おもわず、子犬の顔を見た。
何も分かっていいないようだ。
