昨日よりも風は強かった。空は晴れていた。
風は北風、少し冷たい。10m以上は吹いていたが3人なので楽だろうと思った。
大きくヒールした時に、デッキに上げていたフェンダーが海に流された。
能古の島影を出ると15m以上吹いていたかもしれない。
フェンダーのロープがジブシートに絡まって......
Cha さんが上げに行った。
ジブを巻こうとするけど、巻けない・・・
女性セーラーがバウに行った。
ファーラーのドラムを手で回そうとしている。波風が強くて作業がしにくそうだ。
彼女は上から下までずぶ濡れ・・ 僕はしぶきを避けながら写真を撮っていた。
メインセールを縮帆するため、横殴りの波しぶきに向かっていった。
「風に立てて、しっかり立てて」と言われるが・・舵が利きにくい。
それにカメラのアングルも考えねば・・と、忙しい。僕の帽子は飛んで行った。
能古島の北ではアビームで、ハーバーに向かっては追っての波乗りで快調だった。
濡れた衣類が乾かない。時化た海では綿製品は良くない。解っているのに。
それに・・やはり、救命胴衣は着けていた方が良さそうだ。決められているのに、
無事に帰ってきて、キャビンでコーヒーが美味かった。
フェンダーをデッキに跳ね上げてはいけない。これからフェンダーはきちんと収納しよう。
ベテランセーラーの指導で、ジブファーラーの修理をしていた。
こんなのは修理とは言わないらしい。 ただのロープの巻きなおし・・
ま、今日もいろいろと勉強になった。
帰りに、「ウラン」のキャビンにお邪魔した。
絵になるグランパがいた。
このまえヨットの回航中に遭難した時この携帯電話が目の前にポンと浮いたそうだ。
「これで助かった」・・・・と思ったらしい。
携帯電話は防水で浮力のあるやつだった。かなり旧型だが、手放せないらしい。