人類の歯と消化管の形状と、我々人間が食物を見たときに示す反応、
それに母乳についての考察があった。
犬の歯はどんな形をしているか、草食動物の場合はどうなのか、
果食動物の場合は歯がほぼ同じ高さになっている。雑食の熊は
牙はあるが門歯は草食動物のに似ているらしい。
そして、人間の場合はまさに果食動物の特徴そのままだそうだ。
消化管についても同様に、胃の形状も腸の長さもライオンや牛
や熊とは違うことを解剖学的に詳しく述べている。
さらに、感覚器官の観察では、
人間は鶏や子羊を見てよだれが出たり襲い掛かろうとしたりは
しない。肉食獣のように腐肉の臭いで食欲が沸いたりしないし、
普通は子豚の首を切り落とすなど考えたくも無い。
ところが、赤いりんごを見れば、洗ったイチゴが皿にあったら、
オレンジや葡萄を見ると本能的な感覚が働く・・
そもそも、火を通すとは何故なのか、 香辛料や調味料を振り
掛けるのは何故なのか、料理、調理とは・・と考えさせられる。
肉を料理するのは、そのままでは食べづらいからではないのか、
そういえば・・イチゴやミカンにブラックペッパーはかけない。
もう一つ母乳について、母乳は明らかに赤ちゃんの食べ物だが、
果物や穀物や、野菜を食べないと充分な母乳が出ないらしい。
さらに、本のページが移って、病気の原因 の項目に入るが・・
なんとも、僕にはビックリするような事が次々と述べてあった。
