ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

水桶を天秤棒で担いで散水していた。


野菜の苗に一株ずつ、ひしゃくで丹念に水を掛けていた。一つの桶に30リッター入るようで、前後に2個だから60kgほどの重量になる。水を撒くほどに、だんだん軽くなるが畑は広い。
こんな様子を見れば野菜の根っこやしなびれた葉っぱを簡単には捨てられない。これからは全部食べてしまおうと本当に思う。

「雨が降りそうですね」といらぬ声を掛けたが、「明日は降るらしい」と腹に力の入った声で答えてくれた。
さすがに下肥(しもごえ)ではないようだが、天秤棒で運ぶ風景を数十年ぶりに見た。桶は木製でなくプラスティックのようだが形や大きさは江戸時代からの物と同じなんだろう。


僕が子供のころ、もう半世紀も前のことだが畑の隅には肥溜め(こえだめ)があった。
遊んでいて子供が時々落ちた。真っ黒に汚れた片足を川で洗っても匂いは取れなかった。
下肥は人間の糞と尿の混合物、腐熟させて使うと植物の生育に即効性があるらしい。

下肥は肥担桶(こえたご)に担いで運んでいた。



江戸時代、下肥を農家の人がお金を払ったり、野菜などの現物と交換する形で買っていたらしい。
http://eco.goo.ne.jp/business/csr/lesson/dec00-2.html
担いだ肥担桶には瑞々しくぱんと皮の張った、なりのいい大根が積まれている。
店子に自慢の野菜である大根を商おうという寸法だ。
http://homepage2.nifty.com/ToDo/cate3/daikon1.htm