中腹に学校の建物が目に付くばかりで、その下に密集していた昔からの漁村の家々は全て取り壊されている。宅地跡が一面に赤土色の斜面になって新たに造成し直しているようだ。これから再生される漁村ははどんな風景になるのだろうか・・
昨年の地震の時はちょうどヨットレースのスタート２分前だった。いきなりヨットの船体が異常にブルル〜と振動し始め、切ったはずのエンジンが勝手に動き出したのかと思った。クルーがあわててキャビンに首を入れて様子を見ていた。周りのヨットではデッキから船底を覗いている人達がいた。
何が起きたかは解らないままレースはスタートした。３０分もしないころ携帯にメールが届き始めた。第一報は娘からで「部屋でテレビが横から飛んできた」と言う内容だった。遠くの友人からは今ニュースで見たが・・ と安否の問い合わせだった。
レースは中止になり、あわててハーバーに引き返した。マリノアの東洋一大きい観覧車が外れて天神の方に転がっているのではと思ったが大丈夫だった。津波が来るという話しで、数ヶ月前のジャワ沖地震のテレビ映像を思い出していた。実際に津波が来ていたらハーバーに戻ったヨットは、と思う。あの時、沖に出る判断をしたスキッパーはいたのだろうか・・
概 要 気象庁調べ
発生日時 平成１７年３月２０日１０時５３分頃
震央地名 福岡県西方沖（北緯33.7度、東経130.2度）
震源の深さ ９km
規模 マグニチュード７．０（暫定値）
お昼は能古島の「かもめ食堂」で食べた。 夕日になる前に帰港した。
もっと体力が回復したらサンセットを玄海島の沖で見ようと思う。
