2010-10-11 昨夜、「さぶ」を読み終えた。 いつもの寝る時間をずいぶん過ぎたが途中で閉じれなかった。 お仕舞に近いページは彼らの心の深い部分にふれて重かったが、 読み進むうちに気が晴れて清々しい気分で読み終えた。 青江万寿庄住・真長の脇差がある。鎌倉時代、延慶頃〜元徳にかけての 作らしい。一尺八寸 澄肌二重刃解れ金筋現る古香なる名刀と、真贋は 定かでないが添え書きにはそうかいてある。 朝起きて、山本周五郎の「さぶ」をこの脇差を背景にして写真にしてみた。 古刀の収まった江戸時代の拵えと並べても良く似合う文庫本だと思った。