日中の気温は２５度を超えていたと思うが海の上は涼しかった。
「ひらひら２世」では初めて単独セーリングで博多湾から出た。何気なく携帯電話を身近に置いた。
フェンダーはデッキの上に跳ね上げていた。 穏やかな天気だからいいだろう・・
唐泊りの手前でタックした。 筏がたくさん設営されていた。 ブイも多い。
この辺りは僕の知らないうちに要注意水域になっている。 念のためにエンジンを掛けた。
が・・ 掛らない。。。 左にも右にも筏が、前方には黒いブイが３つ４つと並んでいる。
エンジンの仁田野さんに救援指導の電話かけた。 直ぐにつながった。
「セルモーターは回るのですね、おかしいですね・・」
「 . . . . エンジンを止めるワイヤーを引いてませんか・・」
エンジンを止めるワイヤーを引いていた。 忙しいのに申し訳ないと思った。
玄界島に近付いた。 机島は、この前の地震以来机島の形が変わってしまった。
洞窟の天井は崩落している。空が見えるので、もう洞窟ではない。
モンテ・クリスト伯にでてくる、エドモン・ダンテスの隠れ家の洞窟を想像していたのに、
玄界島の漁村の風景はすっかり近代建築に建て変わった。
机島の小机島は北の方から見るといい感じになっている。
無事、ハーバーに帰りついた。 お客さんが訪ねてくれた。
