途中、コンビニで幕の内弁当を一つ買った。
南洋から帰ったばかりのヨットがいるので、との電話があっていた。弁当を済まして訪ねた。
二年前に北九州か山口からか、シングルハンドで出かけたらしい。船名は「平和」だそうだ。
岡崎造船、パイオニア33か34だったか、外洋に耐えるいいヨットのようだ。
2年間の思い出を少し掃除すれば元のスッキリしたデザインになるだろう。
カッターリグになっている。 マストにはステップが上の方まで付いていた。
キャビンの中は遠洋航海中のヨットにしては整頓されていた。
2年間、写真をたくさん撮ったようだ。 いろんな話をしてくれた。
ヨットマンが二人、それぞれが体験した同じ海の思い出を話していた。
愛用したキャプテン帽が掛って、南洋のお人形が掛って・・・
話のあとのコーヒーは「ひらひら」に移動した。
コーヒーのお代りはファイアーキングに注いだ。カップの年代がこのヨットに似合う。
昼すぎて霧が深くなった。 ハーバーの外は白く輝いて何も見えない。
夕方家に帰ると出迎えたグリュックがにらんでいた。
最近はヨットで過ごす時間が多くなった。