一年以上も会っていないのに情感が豊かな犬だ。
匂いを嗅いでいるのか頭ごと鼻をくっつけ時々舐めた。
「グリュックもうやめろ」と言うと不満げに振り向いた。少し落ち着くが離そうとしない。
軽く噛むのも親愛のしるしだが噛まれる方は迷惑だ。痛いし唾液が着く、
手を噛むのを制止すると、グリュックはお気に入りの枝を噛み始めた。
手で触れようとすれば「う〜〜」と威嚇する。いくら仲良しでも危険だ・・
犬と人間の関係を認識させる。その方法を男の子に教えた。
毅然とした声と態度で、優しく厳しく徹底してやるように・・と教えた。