木目が緻密で美しく柔らかくて軽い。
鉛筆用材の多くに、また神主さんの笏(しゃく)としても使われるらしい。
飛騨の一位一刀彫、アイヌの熊の木彫りなどにも使われるそうだ。
イチイの木のブロックをノミで掘っていくうちにこんな形になった。
スリムに内に曲がる曲線はシャープで冷たく感じ、
外に広がる曲線はのんびり、あったかさを感じる・・
用途に応じて線の使い方を考慮するように、おっしょさんにアドバイスされた。
ノミを使っていると次第に器のイメージが見えてきた。
酒のつまみを入れる器にいいと思った。ナッツ類をつかんで取り出すのに都合いい。
写真に撮ろうとしたら、のど飴しかなかった。ウイスキーとは不似合いな気がする。