鶏の半身をローストしていた。
薪ストーブを設置する工事が数日前に完了して試運転を重ね、昨日は初めての本格的な料理らしい。
ご主人も奥さんもまだ慣れない手つきでストーブを操作していたが、旨い具合にローストできた。
コンガリ焼きあがった鶏には薪の薫りがして、ストーブの輻射熱は肉の中まで十分に届いていた。
ガスオーブンのなかった時代のアメリカ人は今よりもっと美味しい七面鳥を食べていたに違いない。
このストーブはアメリカのバーモントキャスティング社製、「ディファイアント」という型式で、
初代の「デファイアント」はスミソニアン博物館に展示されている名品らしい。「デファイアント」は
世界中の薪ストーブ愛好家たちに人気があると、バーモントキャスティング社のパンフレットにある。
この新型はさらに改良を重ねて、大きなクリーンガラスドアと最新機能を携えているそうだ。
デファイアントとは、
誰が何を言おうと何が起ころうが、決して自分の信念を曲げず貫き通すとの意味らしい・・
