ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

「天使と悪魔」ダン・ブラウン著 を読んだ。


宗教の存在する理由は何か・・・
「ダビンチコード」の主人公ロバート・ラングドンが登場する謎解きとアクションのサスペンス小説、セルン(CERN=欧州合同素粒子原子核研究機構) の開発した「反物質」を軸に宗教と科学の対立をテーマにしているようだが・・
科学は、気象、宇宙、生命について、また、たくさんの奇跡や心の問題をも説明できる。雷や地震、日食や彗星を今では誰も不思議な現象とは思わない。科学や医学は神の領域からそれらの不可思議を取り除いてきた。
電子機器での対話は人と人とが実際に会うことで感じる精神の交流を除外した。ふれあいのないコミュニケーションはかえって孤独感を増す。効率化と簡素化は宗教の荘厳と権威を文化遺産にしてしまった。神の存在を示す手段を奪われた宗教は、もはや本来の勤めが果たせないでいる。
しかし、科学は、医学は、祈りの対象にはなりえない。心までは救ってくれはしない。カルマの起源を示し原因の分析は出来ても精神の混乱から個人を開放することはできないのだ。 そんなことを言っているようだった。