ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

実は同じ19日、グリュックが人の手を咬んで怪我をさせる出来事があった。

19日の夕方に小倉で起きた土佐犬の事故は何とも痛ましい。ラジオやテレビのニュースで知った時には他人事ではないと思った。
朝の散歩を終え家の敷地に入って竹林の坂を下りようとしていた。道の脇に筍がにょっきり頭を出していた。グリュックが見つけ座ってかじりだした。タケノコが大好物なのだ。
ちょうどビルの管理会社のOさんが出勤してきたところだった。いつもの笑顔で「グリュック〜」と言って頭を撫でた。グリュックは作業を中断して起き上がり無い尻尾をピクピクさせてOさんの顔をペロペロ舐めていた。
挨拶がすむとグリュックは再び筍に向かって根気よくかじり始めた。うぶげの生えた皮が何枚も重なっていて中々芯まで届かない。Oさんは見かねて皮をむくのを手伝おうと手を伸ばした。一瞬だった。グリュックが「ワゥ」と言ったのとOさんが「ワァ」と言って手を引いたのが同時だった。手から血が流れ出していた。

傷はすり傷くらいで大した事はなかったが、僕はOさんが持っていた箒の柄でグリュックを2度3度と殴りつけた。グリュックはうずくまったまま「キューン、キューン」と泣いていた。犬好きのOさんはその間「グリュックは悪くない。グリュックは悪くない」と何度も言っていた。


朝食の時に、この事を母に言うと「あんたが馬鹿やから、謙虚さが無いから・・」と機嫌が悪くなった。「思いあがっとうと・・ そのうち大事故起こすたい」と、しばらく辛らつな説教が続いた。言わなければ良かったと思った。
横で聞いていたお手伝いさんが「グルックは大きいですからね、小学生でも咬んだら大変ですからね」と言った。「この事を無駄にせんごと、教訓にせないかんですね」と言う。
この時はまだ北九州の事件は起きていなかった。この日の午後からは散歩時、グリュックをリードで繋いでいる。