山桜が咲き始めている。朝の散歩はいつもとコースを変えて林道の山頂に向かった。行きと帰りで山桜の写真をたくさん撮った。この桜はソメイヨシノより少し遅れて咲く。それに自生したものが多くてこの時期になると山の中腹に遠くから白い群生をあちこちに見ることができる。
山桜は人が並木のように植える事はないようだが、時に大きな大木に白い花が赤みを帯びた小さな葉っぱと一緒に咲いているのに出会う。朝日に輝いている山桜も良いがうっそうとした山の雑木の中で咲いている山桜もいい。
ソメイヨシノは江戸時代の末期に染井村(現在の東京都豊島区)から売り出されたのでその名があるらしい。と言う事は秀吉の醍醐の花見はソメイヨシノではない。きっと山桜だったのだろう。吉野山の桜もソメイヨシノではなくて山桜だと広辞苑に書いてある。