最近、シオジの大径木のある林は、ほとんど見られなくなった。らしい・・
木工所の端材が積んである山の中かに面白い木目の切れ端があった。
出来るだけ素材の木を無駄なく使うように大き目の匙を作った。
予想していなかったが、何とも綺麗な木目が浮かび上がってきた。
持ち手の柄の部分は何度も工夫して形を整えた。
出来上がって、思いもしなかった美しい木目だった。長い時間ながめていた。
木の生育時に重量が掛かってこうなるのだと先生が言っていた。
「ちじみ」という珍しい木目だそうだ。
素材を見つけて、整形した時には、まだどんな木目か僕には分からなかった。
円弧形の切れ端だった。無駄にならないように整形した。
高さ30m、直径1mに達する落葉高木、わが国の特産樹木らしい。
http://elekitel.jp/elekitel/nature/2008/nt_70_shioji.htm