マタギとは、青森県では白神山地の目屋マタギ・鰺ヶ沢マタギ・深浦マタギ・岩崎マタギ、そして下北の川内マタギ。秋田県では阿仁マタギ。(これらの呼び名で正しいとは限りません。)が有名らしい。
マタギは、山の中ではマタギ言葉という特別な言葉を使い、口笛を吹くこと、鉄砲をまたぐなど禁忌事項も多くあった。猟に入る前には水垢離(みずごり)を行うなど、独特の信仰を持ち、獲物をしとめたときなどには特別の呪文を唱えるという。
春土用十日前に、山小屋に閉じこもって、各人が一本あての楯(たて)を持ち、背には鉄砲をかつぎ、米、味噌等の食糧を背負い、奥山に入り、そこに小屋掛けをしてこもった。
江戸時代、この山ごもりに当たると、藩公から米一俵、味噌等を賜り、君命によって熊狩りをした。
ただし、狩猟した熊は全部上納しなければならないということで、一頭につき銭三百文を官から下された。
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