トンネルを抜けると雪国だった、の出だしで知られる川端康成原作の小説「雪国」があっていた。1957年、東宝で豊田四郎監督が原作に忠実に映画化したそうだ。
雪深い温泉町を舞台に、芸者と画家のつかの間の恋を叙情豊かに描いた文芸映画。温泉町で出会った日本画家の島村と芸者の駒子。島村には妻子があり、駒子には養母と病弱な婚約者、義理の妹など養わなければならない人々があり、二人にとって年に一度の逢瀬だけが生きがいだった・・・。
〔原作〕川端康成
〔脚本〕八住利雄
〔撮影〕安本淳
〔音楽〕團伊玖磨
〔出演〕池部良、岸惠子、八千草薫、森繁久彌、加東大介 ほか