ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

谷崎潤一郎の陰翳礼讃を読んでいた。

朝から昼近くなっても空が暗く雨がしきりに降って時おり雷が鳴る。

電気の明かりを点けないと本も読みずらいが百年前はこの暗さだったのだ。
窓の明だけでは、やはり読むのに苦労する。本はやめにして活花の写真を撮ってみようと思った。

部屋の照明も撮影用のライトも点けないで、書院の障子からの明かりだけで撮ってみた。
撮影時の人が見えるありさまは右上の写真に近いだろう。いや、目の動きで左右を行き来するようだ。

デジタルカメラは暗いとこでも明るさの調節が容易だが、かえって暗さや闇に興味が出てきた。
それにしても、このドウダンツツジの枝は長持ちする。いろんな花との相性もいいらしい。
先ほど撮った写真をパソコンに取り込んで、雨音を聞きながらブログを書いていると、
一段と雨の降り方がひどくなった。遠くの山は雲で見えない。なんとなく床の間の花が気になった。

書院窓の障子の溝に水が溜まっていた。障子が動かない。水を含んで膨張したようだ。
雨は降り込んではいない。ガラス窓は閉まっている。始めは一体どうなっているのか不思議だった。
棚板の上もよく見ると水が溜まっていた。原因をたどるうち、書院の天井から雨水が落ちていた。
この様子では他の場所も心配だ。今日の居合の稽古は道場に行くのは休ませてもらおう。

真剣を使って居合の稽古を始めた。明かりを点けないでしばらくやったが
暗い部屋だと神経が集中するようだ。怪我をしそうで少し心配だ。

写真を撮ることにした。雨の降る夕方の自然の暗さはいいもんだ。お茶を飲んだ。
七時を過ぎた。稽古を再開した。部屋の明かりをつけて、あらためて作法から始めた。