紅葉も盛りを過ぎて落葉が始まっている。先頃までの燃えるような赤はもう見られない。みずみずしかった艶やかさは失せて秋の深まりを寒気とともに伝えてくるようだ。昔、茶人が好んだ侘びとはこんな風情なのだろうかと思う。
「侘び」を電子辞書でみると、
①思いわずらうこと。気落ちすること。落胆。
②閑居を楽しむこと。また、その所。
③閑静な風趣。茶道・俳諧などでいう。さび。
④「詫び」と書く。（思いわずらう意から）罪を謝すること。あやまること。また、そのことば。
と、書いてあった。
散歩の途中には秋の野花が咲いている。名前は知らない。
