今朝ももいいお天気だ。散歩の途中でラルと合流して犬たちの生家がある日門田という村に向かった。生家の主は地名が自慢のようだ。高原にいくつかある村の中で一番先に朝日が当たる場所らしい。
僕はグリュックをリードでつないで歩いた。僕のポリスバイクは帰省している娘が乗っている。ラルのところは奥さんがリードを持ってご主人はマウンテンバイクをこいでいた。
村の道はどこも狭くて、野良仕事に向かう軽自動車とすれ違うたびにみんなで一列になって見送った。グリュックの生家のかや葺き屋根が見えてきた。なるほどよく日が当たっている。
遠路を飛行機で帰ってきたパティは写真のようにお尻を痒がっていた。刈り込まれた芝生をブラシにして痒いとこを気持ち良さそうに刺激していた。お尻と後ろ足を浮かせて前足だけで前進する訳だが匍匐前進（ほふくぜんしん）とも膝行（しっこう）とも違う。あとで家に帰って自分で試してみたが出来ない。
久しぶりにグリュックの兄弟姉妹がそろった。
右端は顔が横に広がっているがカメラのレンズのせいではない。オスのロッシーだ。真ん中の奥はラル、その前がグリュック、左端にパティーがいる。飼い主たちが簡単な朝食をつまんでいる間、聞き分けのいい３頭は遠く離れたところで遊んでいる。一頭だけがもの欲しげに距離を置いて見つめていた。自制心が足りない。
