ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

ホンダVTR250のあとはホンダのXRバハだった。

Bajaと書いてバハと読む。このオートバイも車高が高くて乗りにくかった。オフロードのオートバイなのでデコボコの山道や原野を走るのだから車高が高いのは当然だろう。このオートバイでもよく転んだ。足を思いっきり打って声を出して泣いた。幸い山道なので誰もいない。思いっきり泣けば痛みは飛んでいくから不思議だ。泣く事は必要なのだ。

川底のような岩がむき出しの山道を長い時間走っていて、急に舗装されている道になった。それまではシートから腰を浮かせて中腰で走っていたが、ほっとして腰を下ろしてまもなくだった。それまでの杉の林が竹林になり、右側はガードレールのない深い谷で、ダムが作った深みが青く続いていた。
カーブにさしかかった。見通しは悪いが対向車などあるはずはない。スピードは落とさずに回った。そして、一瞬何が起きたのかと思った。バイクは横滑りにスリップして転倒してしばらく滑って止まらない。
我に返って足の痛みに気付いたがまだ泣くのは早い。スリップの原因を考えた。舗装された道一面に降り積もった竹の葉があった。カーブには枯れた竹の葉が更に重なってふかふかになっていた。なるほどと思った。足の痛みは更に増してきた。