ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

バンクーバー・ブログに「現地レポート」という企画があった。

書いている人は今井栄一というジャーナリストで、その記事に作家ジョイ・コガワのサイド・ストーリーが書いてあった。とても興味があったので引用して記録しようと思った。


「ジョイ・コガワ。名前の響きで想像がつくと思うが、日系カナダ人である。
ところで、僕らの国=日本には、たくさんの「○○系日本人」がいる。一番身近なのは、中国系日本人と、韓国系日本人。日本で生まれ育ったのであれば、どんなルーツ、肌の色だろうが、「その人はまずは日本人だよな」というのが僕の個人的な解釈だが、なぜか彼らのことを日本の多くの人やメディアはこう読んでいる、「在日○○人」。なんだ、それ? このルールでいくと、ジョイ・コガワは、「在カナダ日本人」ということになる。もちろん、カナダで今、彼女のことをそんなふうに呼ぶ人は、ひとりもいない。

なぜこんなことを書いたかというと、ジョイ・コガワという作家について、そして彼女が書き続けている世界について、もし知ろうとするなら、今ここに僕が書いたテーマ「生まれた場所、国籍、ルーツ、人種、肌の色(見かけ)」は、避けては通れないものだからだ。「在カナダ日本人」であることと、「日系カナダ人」であることの間には、同じように「在日○○人」と「○○系日本人」の間には、無限に近い遙かな距離がある。

そしてその距離を僕はこう呼ぶ、「人種差別」。」