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鵜戸神宮の例祭に黒田藩伝柳生新影流の演武奉納があった。

二月一日は鵜戸神宮で最も重要な祭典。皇室の弥栄と国民の安泰を祈るお祭りです。

海彦、山彦、伝説の地に建てられた神社。 
山幸彦が兄である海幸彦の釣り針を探しに龍宮へ、そこで海神のむすめ豊玉姫命と結ばれたお話。

大昔からある洞窟は、主祭神の産殿の址と伝えられる霊地。宗家による四方払い神事のあと演武がはじまる。
神秘な洞窟の中、朱塗りのおごそかな神殿に御神体が祀られている。演武はご神体に奉納される。

当神宮のご創建は、第十代崇神天皇の御代と伝えられ、その後第五十代桓武天皇延暦元年には、
天台宗の僧、光喜坊快久が、勅命によって当山初代別当となった。

「剣術三大源流」の一つ影流の祖、愛洲移香斎久忠(1452〜1538)が鵜戸神宮の洞窟で
蜘蛛の変じた老翁から秘太刀の極意を授かったといわれる。

愛洲の里がある南伊勢五ヶ所浦の歴史資料館に新影流十三代蒲池宗家と後を受けた十四代長岡宗家の若かりし写真が展示してある。
鵜戸神宮の神殿裏の洞窟で撮られたこの写真は先代から引き継いだ影流本家の証、鵜戸神宮での奉納はわが道場の誇りでもある。

黒田藩伝でもある柳生新影流の道場、柳心会の居合演武が奉納され、参列者が席について厳かな例祭は始まった。

神代から伝わってきた霊地での神事は途切れることもなく、今日まで日本人の生活の中でいとなまれている。

この地は平安時代以来、海中からそびえる奇岩怪礁が相まって特徴ある修験道の霊地としても栄えた。

剣術の源流は修験道と関連があるかも知れない。霊場は初め大和国葛城山を中心としたそうだ。
出羽の羽黒山、月山、湯殿山、大和の金峯山、大峰、紀伊の熊野山、伊予の石槌山、摂津の箕面山
豊後の彦山、加賀の白山、信濃戸隠山などが有名である。

例祭は終盤になって、参列者の代表はそれぞれ玉ぐしをささげ参拝をおこなった。

今年もよろしくお願いします。