ブログを体験してみる

はてなダイアリーの創設時期からブログを体験してみようと書きはじめてながい年月が経過した。

貝原益軒を書こう五十六

貝原益軒を書こう五十六 中村克博 航海は順調で何事もなく夜がすぎて朝をむかえた。船はさらに南下して蒸し暑く根岸はよく眠れなかった。船室を出て船尾甲板から遠くの海をみた。北を向いても南を見てもどこを向いても海しか見えなかった。西からの風が汗で…

貝原益軒を書こう 五十五 

貝原益軒を書こう 五十五 中村克博 佳代は叫んで暴れて抵抗したが、すぐに力がつきた。うつろにされるがまま静かになった。涙だけが流れた。近くに太った水夫が横になって倒れていた。先に佳代から懐剣を脇腹に差し込まれた髭面のぶよっと太った悪党だった。…

マイク先生とのお別れ・・・

先週の日曜日、居合の斬試会があった。 マイク師範の送別会も兼ねっていた。 マイク先生はアメリカに帰る。30年、柳生新影流の稽古をつづけた。 現役の師範は山崎先生一人になる。 柳心会のホームページもマイク先生の帰国をどう記録するのか・・・ 先日、靖…

ヤマモモを収穫した。

ヤマモモの実がたわわに赤く色づいて、 熟した赤黒い実は枝がゆれるとポトポト落ちてしまう。 梯子をかけて、ていねいに、実が落ちないように収穫した。 これまで、毎年、見るだけで、勿体ないことをしていた。 枝の上で実を取りながら、ときどき口に入れた…

月のはじめに京都に行った。

大徳寺にいった。 有名な大名の塔頭が二十院あるそうだ。 江戸時代には六十をこえていたらしい。 観覧ができる塔頭だけでも、ゆっくり見ていたらたいへんだ。 黒田家の竜光庵は拝観謝絶。外からのぞくしかない。 伏見に行って十石舟で鴨川を下ってみた。 南…

靖国神社で柳心会の居合奉納がおこなわれる。

きょう五月二十一日智、靖国神社で柳心会の居合奉納がおこなわれる。 昨日まで柳心会の会員は三か所ある道場で演武の稽古を重ねてきた。 きょう稽古の成果を英霊に見てもらう。東京の天気がよければありがたい。 僕は今年一年、喪に服すので行けなかった。 …

花が咲いている。

周囲の山の木を切ったので日当たりがよくなって、 いろんな花が例年よりたくさん咲いている。 タケノコもイノシシが食べ飽きて目につくようになった。 居合は大濠の道場のほかに箱崎の道場でも毎週稽古している。 高段者の組太刀は実戦のように緊迫感がある…

昨日の日曜日、久保白で高校同期の食事会があった。

一年ぶりだった。二ヶ月おきにしていたが、コロナとかで出来なかった。 いい天気で十人ほどの参加者だった。 みんな後期高齢者になって、それでも元気だ。 川上君がいない。いないのを思えば胸が苦しくなる。 食べきれないほどの料理を腹に入れてもデザート…

昨日の夕方は居合の稽古だった。

宗家が杖術の組太刀をしておられた。 コロナのためにマスクをしている。 新影流には杖のほかに鉄扇や手槍の技もある。 居合は一人稽古が多いが、組太刀が大切だ。斬試も大切だ。 流れるように力もなく相手は転倒する。 両手首をからめると身動きできない。 …

七人の侍の立ち合いと柳心会の組太刀

勘兵衛役は志村喬、上泉信綱がモデルになっているらしい。 上泉伊勢守信綱は新影流の創始者。 上泉信綱 - Wikipedia 久蔵役の 宮口精二は宮本武蔵がモデルだそうだ。 技は新影流、必勝の下段、変化らしい。 さそい先に打ち込ませ半身かわして袈裟に斬るよう…

先週の金曜日、エッセイ教室にいった。

先週の金曜日、エッセイ教室にいった。 一月は休んだので今年初めてのエッセイ教室だった。 貝原益軒を書こう 四十九 中村克博 根岸は柳行李の中から風呂敷包みを取り出した。枚方の屋敷を出るとき、よねが持たせてくれたものだった。ポルトガル製の短筒で懐…

居合の稽古はじめ

昨日の一月十四日は柳心会大濠道場での稽古はじめだった。 宗家の四方祓の神事で今年の初稽古がはじめられた。 十二日には箱崎道場での稽古は始って僕も参加していた。 最近僕は組太刀の稽古に時間をかけている。 居合の稽古をはじめて十年余になるがまだ組…

居合の斬試会とバーベキュー

先日の日曜日、久しぶりに久保白で居合の斬試会があった。 一眼レフを忘れていた。斬試の写真はあまり撮れなかった。 刀を曲げる人が5人ほどもいた。 曲げた人の刀を木の股ではさんで修正していた。 マイク先生が通りを検分している。 巻き藁の数が十分だっ…

茶道の練習の相手をした。

ツルウメモドキと赤い花をつけたサザンカを友人が届けてくれた。 妻が床の間にいけていた。届けた人が喜んでいるようだ。 お茶のお点の稽古に付き合わされた。 鎮真流の点前は裏千家のとはかなりちがうようだ。 室町時代からの武家茶で武士のたしなみだった…

畑にクローバーの芽が出てきた。

九月に蒔いたクローバーの種が芽を出している。 種の蒔き方がうまくない。 芽の出ていない所は追加しよう。 クローバーの幼い葉が押し合い圧し合いしている場所もある。きのうの金曜日、エッセイ教室に原稿を出した。 エッセイ教室なのに、小説の原稿を提出…

紅葉八幡で居合の奉納があった。

十一月二十八日(日)午後六時ごろから奉納がはじまる。 五時前についた。天気がよよかった。 夕日に紅葉が映えていた。 奉納はいつものように全員の刀礼につづいて宗家の四方払いで始まる。 団体演武、木剣組太刀、活人剣、小太刀の組太刀、小太刀体術、 さ…

今年は渋柿の実が沢山なっている。

妻が知人に渋柿を送ったら干し柿になって戻ってきた。 自宅で渋柿をむいて軒先に干すのが夢だがまだできていない。 柿の葉もすっかり落ちて、赤い実がたくさん見える。 先日のエッセイ教室に提出した小説の原稿・・・ 貝原益軒を書こう四十六 中村克博 鴨川…

一週間いろいろあった。

十一月にはいっても暖かい晴れの天気がつづいている。 家内は室礼の勉強を花教室の生徒さんと取り組んでいるようだ。 この日、生徒さんに息抜きで庭の花をいけてもらった。 家内の花教室・・・le-haru (hanabito.net) 柳生新影流の中傳の免状をいただいた。 …

貝原益軒を書こう 四十五             

貝原益軒を書こう 四十五 中村克博 根岸と佳代が乗る二丁艪の早船はほどよい風に帆を張っていた。鴨川からすでに桂川に合流して行き交う船も多くなっていた。二人は屋形の中に入って外の景色を見ている。ときおり佳代が根岸に話しかける。 そのころ、京都の…

畑にクローバーの種を蒔いた。

畑に腐葉土を入れて、スギの枝を焼いた灰を入れて、油粕をまいた。 数週間まえに少しまいたのだが、撒き方がまちがって、やり直しだ。 何度も耕した。レンゲを植えようと思ったが、間違えてクローバーの 種を買ってきていた。少し違うが、来年の春すぎると白…

バンクシー展を見に行った。

バンクシー展を見に行った 中村克博 前回のエッセイ教室で、バンクシー展を見てきた人がそのことをなんとも魅惑的な文章にしていた。バンクシーという名前は初めて聞いたのだが、筆者の朗読を聞いていて僕も見に行きたくなった。エッセイ教室が終わってスー…

バンクシー展に行った。

午前中のエッセイ教室で参加者の一人がバンクシー展に行ったことを書いていた。 バンクシーなるものを初めて聞いた。興味がでたので教室が終わって見に行った。 天神のアップルストアからすぐだったが、探し回って人に聞いてやっと着いた。 チケットは窓口で…

大雨のあと空が秋になっていた

南の空 東の空 北の天 西の空 百日紅(サルスベリ)が咲いていた 鯉のもほっとしている 昨日はこの小川が宅地のなかに氾濫していた

土木工事が終わった

水路の移動と増築用地の造成が終わった。 大雨の増水でも地面の浸食を心配しなくていいだろう。 きれいな真砂土に入れ替えたが、土作りに二年ほどかかるらしい。 石だらけで耕運機がかけれない。畑の土を入れ替えた。 僕の部屋を増設する整地をしていた。 水…

確かな何かがここまで連れてきた

貝原益軒を書こう 四十二 中村克博 久兵衛は松永尺五との面談を終え黒田屋敷に歩いた。家老に尺五との話を報告するためだったが家老は留守だった。京都所司代の板倉重宗に呼ばれて出かけているらしい。帰りを待っていると屋敷の中が慌ただしくなった。何事か…

公家の女人をさがして痕跡がみつかった。

茶室のそばの大きな木を切った。 このままでは、さらに大きくなって風で枝が落ちたら屋根が壊れる。 貝原益軒を書こう 四十一 中村克博 それからも根岸はすれちがう上り下りの舟を食い入るように見ていた。佳代はその足元に横座りにうなだれていた。 舟方が…

敷地内の水路の移動をしている。

林道の排水が敷地に入って水路の形が年々変わる。 このままでは家屋に被害が出そうだ。 小説は公家の女人が襲われてつれさられた。 貝原益軒を書こう 四十 中村克博 講習堂の奥座敷で松永尺五に対面している久兵衛は公家の女人の一件をどう切り出そうかと思…

午前中はエッセイ教室、午後の居合はコロナでお休み・・・

数日、雨がふている。今日も朝から小雨だ。 天神のエッセイ教室に出かけた。駐車場を出てマスクをしていないのに気づいた。 いままでも何度かこんなことがあった、その度にコンビニでマスクを買った。 今日は時間がないし面倒なのでマスクなしで街を歩いた。…

根岸は女人を警護して鴨川を下っていた。

塀を取り壊している。 機械を使って造作もない。昔は鏨(たがね)とハンマーで小さくしていた。 鉄の手すりが付くのは半年後になる。うっかり下に落ちないようにしなければ・・・ 昨日のエッセイ教室に提出した原稿は 貝原益軒を書こう 三八 中村克博 そのころ…

電線に鳥が止まってベランダに糞を落とす。

住んでいる家の壁を塗り替えている。 建てて25年ほどになる。あちこち傷んでいる。 家の前の目ざわりな電線を撤去してもらう。 遠くの景色の邪魔になるし鳥が止まって糞を落とす。 エッセイ教室に提出した小説の原稿は、 久兵衛がいよいよ松永尺五をたずねた…